夏
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戦後の流行歌。
復興に向けて歩き出す時代。 この時代から希望を与えてくれる存在ってのが音楽だけじゃなくエンターテイメントに与えられた役割だった。 以後のポップ・ミュージックとはちょっと重みが違いますな。 戦時中には慰問などをしていた歌手も多く、その点で意識もちゃうやろし。 国民の代表みたいな気概はあったんでしょうかね。 その後豊かになったら自分の世界の追求や政治的メッセージ、単に金儲けなどとポップ音楽の幅は広がる。 でも、この時代にはこの時代にしかできないことがあったと思うっすね。 そこに凄みや特別さを感じるっすね。 平野愛子 / 昭和を飾った名歌手たち(10) 戦後すぐデビューした女性歌手。 モダンな流行歌で、戦前の音楽と比べるとだいぶ違いますよね。 この辺、この時代の雰囲気の変化がしっかりわかるわけで、やはり音楽というのは歴史そのものだと思うっすね。 洋服にスカートって感じですわ。 特に平野氏は声質がすばらしいですね。 パンチが十分ながらやわらかさがあり澄んでいる。 この時代でも屈指の歌声だと思います。 伊藤久男 / イヨマンテの夜 厳かながら情緒豊かな歌を歌う流行歌手。 素晴らしい歌唱力で、ヒット曲も多いので絶対聴きましょう。 わしは大晦日とかに聴く予定です。雰囲気はきっと合う。 わしは別の盤(名曲集というやつ)から買ってえらい目おおたわ。 再録っぽくて音が新しいの。 聴きやすいですが、やはり戦前戦後の雰囲気がない。 だからちゃんとニーズに合わせて選びましょう。 江利チエミ / KING RE-JAZZ SWING: CHIEMI SINGS 美空ひばり氏、雪村いづみ氏とともに三人娘と呼ばれた存在。 特に江利氏はジャズがうまく、英語も多分うまいのでしょう。違和感がない。 日本語詞もありますが、日本語でありながら外国曲に合うというのがまた珍しいです。 このフィーリングは凄い。 日本的な声の美しさもあって聴きやすい。 意外にジャズの入り口にも良いかも。。 ジャズ以外ももちろん他の盤ではあります。 もちろん全部聴かなければいけません! 藤山一郎 / 青い山脈 この人こそが昭和男性歌手の基礎でしょう。 青い山脈の人ですね。出だしのところのフレーズの美しさ。 これを美しい発音で知られる藤山氏の歌唱。これぞ奇跡の名曲です。 早口な部分など、発音を追いかけてしまうほど魅力があります。 スムーズさとやわらかさから、熟成された酒のような感じです。 そうだ、単にきれいなだけじゃなくて魅力的でもあるんすよね。 きれいなだけなら「ふーん、きれいっすね」で終わるけど、藤山氏の歌は熟成されたウイスキーのように、香りから余韻まで複雑な楽しみかたができると言っても大げさじゃないっすよ。 笠置シヅ子 / 全曲集 ブギの女王。 日本を照らした東京ブギウギや変則的な買い物ブギなどの強力なヒット曲があります。 笠置氏こそが戦後歌謡の象徴でしょう。 もちろんブギというのは米国から来たもの 米国音楽の黄金時代の郷愁みたいなのを感じるわけですが、笠置氏は戦後のどん底から這い上がろうとするパワーが現れておりますな。 日本独自のそれを築いた笠置氏の歌は本当に残していかなければならないです。 他にマネできる人はきっといない・・。 PR |
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神田 凧文
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