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八代市瑞鷹株式会社様へ。
忙しそうだったので話はできなかった。
しかも↓を試飲してる時に用事あったんかどっか行ってもた。
無念。

さけ459瑞鷹 純米酒 菜々

熊本県八代市鏡町の菜の花畑で、「菜の花栽培」という除草剤を一切使用しない特別栽培で生産された酒米「吟のさと」(コピペ)を使った酒。
こういった地元の素材にこだわりつつちゃんとうまいのが増えているのは日本酒の未来は明るいと言わざるを得ない。

酸味がサポートする甘みがふわんとしてて心地良い物件。
全体に穏やかで飲みやすく、ちゃんとした飲みごたえがあるのでバランス良くていいです。
なんかほんま地産の素材と質にこだわった純米酒というのはわかる気がする。
それを表現してくれる酒造様の凄さに感服いたしました。
味わいから菜の花畑は想像できます。ほんまやで。





次は恐怖の京都は伏見から招徳酒造様。
おっちゃんが蔵の方にいつ創業と聞いたら350年(やったかな)とか無茶を言ってました。
京都色んな意味で恐るべし。
てか、京都の酒造様には創業年度を聞くのがプロやねんな。
よし、これは通と思われるためにやろう。

しかしわしのメモがぐっちゃぐちゃになってて感想がどの商品のこと書いてるかわからんようになってるので無念。
とりあえずうまかったのわし好みのウマクチ。米らしくて良かったにもったいない。
まあ、伏見なんでいつでも買えるから助かった。
写真だけ載っける。







そして大七。
さすがスター酒造様だけあって人いっぱい。
酒造の方もトークに仕切りにめっちゃうまい。
プロやわあれは。
しかも酒燗器を持ってきていてどれでも燗で試飲も可能にしてくれる
さすが燗自慢の酒造様。
貫禄が違った。


さけ460大七 純米生もと CLASSIC

大七純米生もとの熟成酒。
名作のさらに熟成ってことは相当なものやと期待して飲んだ。
味わいはさらにきれいになったのがわしには逆にモノ足らんとなる。
これはこれで素晴らしいですが、できすぎって感じなんすね。
サザンの曲で言えば真夏の果実、希望の轍。
わしは青春番外地が好きですから。はい。

なんか一本あるとザル飲みしそうで怖いです。
色んな意味で純米きもとにしておきます。わしは。


さけ461大七 生もと 純米古酒 不倒翁

2008年限定ヴィンテージ古酒。
体中に滋味がしみわたるという言葉に偽りなさすぎて怖い。
本当に胃から広がる感じするねんで。ほんまやねん。

古酒ならではの風味がいつまでも消えない。
名前も不倒翁というのはあまりにはまりすぎ。
てか、今も思い出せば胃から味わい広がる不思議な現象を体験しているところ。
燗との飲み比べをさせてもらいましたが、燗すれば威力10倍。
しかも酒造の方は燗したのを我々に振舞ったあと、自分も飲んで「ああ、うまい」
わかるわ。てか結構自分で飲んでる人は他の酒造様でも多かったですね。
やっぱりいつ飲んでも旨いことがわかります。

ほんま古酒の燗は異常にうまいですが、この物件は完璧です。
さすが燗の大七様でした。






さらに梅酒もいただいた。5000円を超えるものです。
これは限定試飲なんかな。
一升瓶が売れないので買うてくれーみたいなことを横におったおっちゃんに言うてた。
ほんで買うと決めたら是非是非と冷蔵庫から取り出したのが当物件。
たなぼたでわしももらえた。

さけ462大七 生もと梅酒〈極上品〉

味わい深い梅酒ながら滋味たっぷり。
日本酒の日本刀のような輝きが感じられる梅酒。
なんやそれと言うなかれ。それしか思いつかんねん。
てか、滋味って言葉のニュアンスがようやくわかった気がします。

純米大吟醸・箕輪門で漬けているという異常な贅沢品。
そらもう酒造の方も箕輪門で漬けてるんですもん~、うまいに決まってます!と太鼓判。
これもまた不倒翁みたいに味わいが食いついて離れないために今も残っています。
恐怖の物件。

ほんで隣のおっちゃんも驚いていた。
「ここで座ってはじめたいなあ」と言って座るマネをしたほど。
わしも同調してはじめよはじめよ、って言ってしまった。
怖い酒。





お次は隣県宮城のスター浦霞、株式会社佐浦様。
大七純米きもと、浦霞特別純米酒 生一本はわしの日本酒好きを加速させてくれた物件です。
感謝を伝えるのも難しいほどの盛況でした。

ただ、今回派手に色々出品していた大七様とは違い、やや地味なブースになっていた佐浦様でした。
ただ、限定酒を持ってきてくれていました。すんげー売れてて
酒造の方もおとなしめです。



さけ463純米吟醸 浦霞禅

高品質の高級酒。
これも地味~におすすめいただいた。
確かに浦霞のキャラクターは派手じゃないと思う。
酒造の方のキャラにあってて良かった。

味わいはやはりそう。派手というより華やかさもあるがちゃんとした旨みがある。
明らかな吟醸酒ながら派手一本槍というわけじゃないです。
どの要素も適度なおさえがあるのか、変に個性立ってないと思えます。
これをバランスっちゅーんでしょうか。
納得しすぎる物件。



そして一本義で著名な株式会社一本義久保本店様。
女性の方が仕切っており、勢いある。
ほんで説明も丁寧だったのでさすがだと感じました。


さけ464伝心 純米吟醸 雪

この酒造様は雪解け水が地中にしみ込んで湧き出て来た井戸水を使うそうです。
ああ、思い出すのは柿田川湧水。あんないい体験を酒を通してできるでしょうか。

第一印象はやはり美麗なもの。
フレッシュ感がありますがしっかり酒を主張してるのは意外なところ。
ほんで味わいももっと薄くてフルーテーかなと思ったらそうでもなく、甘口ながらすっとするというおっさんにも対応可能なタイプでした。
自然の爽快感というのは素晴らしいです。

この物件には若いねーちゃんが殺到してました。デザインもいいです。
そして、酒造の方はレモンをすすめてくれた。
なんとレモン汁も持ってきていて、まずそれを一口飲んでからと言われやってみたらさらに味わいがわかるという。
驚きの発見です。これも酒造の方が個人的にたまたま発見されたよう。
赤ワインの前にチーズみたいな効果を見ました。


さけ465伝心 夏 袋吊り大吟醸生酒

こちらも非常にすっとした飲み口でやはりおねーちゃんも安心の物件。
しかし、はっきりとした味わいがそれぞれの要素を引き立て、順序よくストーリーを組み立ててくれました。
これはほんまよ売れてるのを見た。
人気出て当然っちゅー感じですわ。
わしのようなおっさん酒派でもうまいと感じたのでまさに無敵や。


大阪は北庄司酒造様へ。
ここはもうよう知ってる。
知らない商品はどれかなーと見てるとなんと豆腐の酒粕漬けも販売。
これはやばすぎる。
酒を誘いすぎる。
ほんで大阪の酒造だと説明を受けてびっくりしてる人もおった。
しかも場所が場所。わしも最初聞いたときは同じ反応したもんな。しゃーない。


さけ466無濾過生原酒 純米吟醸初走り

しっかりとコメ由来の甘みのある味わいを楽しめる酒造様なんですが、知名度不足に悩む。
ブログ見るとやっぱりこの試飲販売。
採算は・・・らしいですがここらで知名度を上げていただきたい。
これはわしもそうですが、飲んだ人みんな驚きのうまさでした。
さすがです。

品のあるフルーテーさもあったりするので、それがかえって地味になってまうんかな。
派手派手な味わいうけとるからのう。
軽快でも忘れてほしくないコクもある荘の郷ならではの良さ。
うーん。
やはり多くの酒造様がかかえるジレンマ。わかる気がします。
もったいなし。



さけ467荘の郷永代蔵大吟醸1988年

1万円也の強烈な物件。
是非けいば当てて買おうと思った物件。しかしJRAはインチキをしてきた。
また4着・・。しばくぞぼけかす。
本当に北庄司酒造様のねえちゃんには申し訳ない。

熟成するほどまろやかになると説明を受けた。
確かに。
秘蔵純米古酒はもう一本家にあるのでまたこの記憶とともに比較してみたいですが、覚えのある範囲内ではやっぱり口当たりは違う。
秘蔵の燗<1988冷ややもんな。まろやかさ。

てか、ずっと飲みながら燗したい・・燗したい・・燗したい・・って思ってました。
さらに大サービスで豆腐の酒粕漬けも試食できたのでアテに。
これはさすがに同じ酒造様の作品だけにシンクロ率完璧。
JRAのせいで買えんかったわくそーーー。
欲しい。












最後は数量限定コーナー。
写真撮るのに並べてもろてすみませんでした。

さけ468玉川 自然仕込 純米酒(山廃) 無ろか生原酒

京都府京丹後市の木下酒造様の旨酒。
英国から来たハーパー杜氏がよくテレビで取材を受けているところです。
丹後はわしの第2の故郷ゆえ、応援しています。

ラベルはもう見たまんまの強靭な激重酒っぽい。
漆黒の静かなたたずまいは拳法の師範代(老人)という感じ。
これだけで期待感がやばいです。
そして中身もラベルがうそをついてないことを証明するのにはぴったり。
遠慮ない旨みに強靭な酸で攻めてきます。
しっかしこれが力任せでないというところが凄い。
急所に一撃必殺という感じです。
こ、このジジィ・・・・・・!くそっ!と逃げ出してしまいました。





さけ469花垣 生酒

おなじみ福井、南部酒造場様。
うまいのが当然なレベルなのであり、わしの目は自然と厳しくなるのである・・・・・・・・・
おっさん吐息どころではない、「はぁ~」では物足りない、「うぐぉぉ~」と言わせてもらわねば花垣のレベルでは雑魚ということになる・・・・
心していただく・・。
というのはうそで、めっちゃミーハーに「わーい、花垣だー」くらいにかるーく飲みました。

ほんならあれれ。
なんとまあ飲み心地が良く、旨みはじんわりと。
しっかり酸いのはありますが、もっとなんかおっさん吐息ズドーンって来るものかと思ったら。
まあ、でもまっとうに旨いですが・・・・・・・・・・
ちょっと方向性違うっすね。味わいがどんなものか頭に入りきっていないかも。
今度先入観抜きで飲みたいです。失礼しました。



ほかにも貴をいただいたが、商品名をちゃんと見てなかった・・・・
味わいメモは4行も書いてあるのに・・・

最後におつまみをいただいて楽しんだ。
どれ買うかほんま迷う。
この時点ではまだ売り切れ続出なんて考えもせんかったもんなあ・・・
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三日目

さけ449桃川 吟醸純米

青森県上北郡、桃川様の美酒。
良い香りに誘われていただいたものです。
高そう!と思ったけど飲んだらそんなに精米歩合高くなさそうとわかった物件
旨みあり。これはわしに見合う値段とわかった。
大体飲んだら精米歩合だけはわかるようになってきた。
それを確認できた物件です。
記念碑。

しかし香りはかなり強めなのでこれは飲んでるとしんどくなるかと感じた。
わしはほのかなタイプがいいです。
な、割りに試飲会だと目立つので誘われてまうんすけどね。





お次は岩手県陸前高田市の酔仙酒造様。著名蔵ですが震災で壊滅して今は大船渡で頑張っておられるということです。
それにしてもまず目についたのは純米一升2000円。
なんぞこの安さ。
聞くと卸してる酒屋とかには値段を上げてくれと心配されるとか。
つぶれたら困るもんな。
なぜ困るかは飲めばわかる。




さけ450酔仙 純米酒

芳醇辛口。茶色の一升瓶に入ったこういう地酒は結局誰もが好む物件でした。
今回の日本酒祭りでは一升瓶だと持ち帰りづらいということで、四合瓶がよく売れたそうですが、この物件は一升しかなかった。
四合ないですかと質問が飛び交っていた。

飲んで一発目に「これだ」と言いたくなる安心感ありますよね。
多くの酒造様が「今流行りのフルーテーではなく、ウチは・・」と言う日本酒界のジレンマ。
それもありますが、やっぱり飲み飽きしない物件は人気がまだ高いことがわかりました。
やっぱうまいんですもん。
まあ、わしごときがいらぬ心配せんでも酔仙酒造様は大丈夫ということでしょうか。


さけ451オール岩手純米酒「Rise Up, KESEN」

岩手産にこだわった物件。
洋食にも合うとのことです。
やはりコメが違うのか、↑とは違う風味はします。
そしておっさん臭くないです。

わし的にはやはり純米酒のほう。
洋食向けということで若い人はこちらを好むのでしょう。
やっぱりわし洋食食わんからなあ・・・・・・・・

ラベルのほうは↓とこれは震災後に作られた物件ということで一本松がデザインされている


さけ452酔仙 純米原酒「Rise Up, KESEN」

こちらは中華でもいけると言われた原酒。やっぱり濃いのが中華に合うっちゅーことでしょうか。
中華もあんま食わんのよな。
一部好きやけど。洋食よりは食うかな。

やはり原酒だけにガッチリはしています。
それほど特徴的ではないかと思われます。
やはり和食向けでないということで若い人ターゲットになるのかと思います。
外国にも出荷されてるようで外人向けといえばさらに納得いきます。
わしはやっぱり↑の純米酒やなあ。



さけ453純米吟醸 煌琳

デザインは派手ながら、意外にもおっさんにありがたい地酒大手の味わいでした。
しっかり旨みあり吟香は少し。
後までしっかり引くので価格が高めなのも仕方ないと思える物件です。
しかしこういう場では目立たない。
地元優先の物件になっちまいそうです。

良物件かと言われたら間違いなく良物件ですが、購入するかと言われれば優先順位が下がりがちです。




そしてよく知る鳴門鯛。本家松浦酒造様。
ここの方もよくしゃべってくれました。
というかやはり南あわじの血と鳴門の血。
それが引き合ったかなんかいいシンクロがありました。

まあ、缶入りのしぼりたて生原酒とか普通に近所に売ってて知っているので、そのこともあって話が弾んだ。
ほんなら金箔入りの物件があって、それを売れと言われて持ってきたんやけど、こんな時期に売れるかよーと嘆いてました。
若い人は大変です。逆らえないんでしょうね・・。

で、おすすめ?なのか二物件を入れてくれました。



さけ454鳴門鯛 吟醸 飛切

非常にいいコメの香りをかげていい物件です。
結構今風なフレッシュな生原と違って、安心感のある味わいかと思われます。
柔らかい厚い旨みがあるのは共通でしたが。

これ鳴門とかの食うとこで出してくれんかなあ。
本醸造とかもうまいけど。
あと、デザインは本当にいいっすね。大正モダンチックな色合いとか。
全体にここのデザインは好きです。




さけ455鳴門鯛 大吟醸

味わいはさらに厚い大吟醸。
そして爽快なほどの美麗な味わいで文句言いようがなかった物件です。
悪い酒やわ~と思わず言ってしまいました。

なんと言っても派手なのが苦手なわしもこれなら飲み飽きそうにないのが凄い。
これ次の何か特別な日あったら買うてみよかなと思うほど。
究極の花垣もうまかったが結構飲むのは時間を食った。
うますぎてしんどかってん。
でも、これならうますぎてもしんどくなさそう。



ほんで帰り際に一杯缶入り生原酒をくれました。
まあ、ちゃんとファンや言うとくことが大事やね。
テクっぽく言うたがウソやないから許して。
またばっちゃんとこ行ったら消費するから。





次は滋賀県、藤居本家様。
重要文化財にも指定されている酒造様で、見学してみたくなる建物を持ちます。
これまた姫路と同じく微妙な距離なのでうまくきっかけ作って見学に行きたい。
寺見に行く感覚で楽しめるので酒に興味ない人も来るようです。

ほんでねえちゃんに聞くと、きれいなお酒は大手酒造さんのいい機械で作ったのにはかなわない。
独自色で勝負としているそうです。
しかもここの物件はクセのあるものが多い。。
これはわしがプロデュースした酒造と言っても過言ではなさそう。
ふな寿司との相性を考えた物件もある。
凄いです。





さけ456旭日 短稈渡船 純米吟醸 

山田錦のお父さんである渡船
栽培が難易度高くて誰も使わなくなってたコメだそうで。
それを復活させたという。

やや酸味があるのかなと思うくらいで他に強調される要素はすべてにおいて渋い。
華やかさは今回旭日で飲んだ中では高いレベルだと思います。
が、非常に硬派であり、瓶のさわやかさに騙されたらいけません。
なんせ鮒寿司を意識した酒造様。
怖いで。



さけ457旭日 滋賀渡船六号 純米原酒

これは凄すぎてやばい。野生種に近いという酒米が猛威を振るう物件。
もう一口目から濃厚な男臭い世界。
ゲームで言えばゴールデンアックスか獣王記。
瓶の色も黒でメガドライブ色。
もはや日本酒界のセガと言いたい酒造様です。

これに合う料理は意外に多いと思われます。
なんせ主張する部分が渋いとこばっかり。
洗練とかそういうのは一切ないです。
これを待っていた。わしは待っていた。






さけ458旭日 霄 純米大吟醸原酒

これは販売するものではなかったが、ドラマの撮影で酒造が使われたときに俳優の方に言われて発売になったものらしい。
ええなあ俳優になったらこんなんのませてもらえんねやと思った。

今回試飲したのは全体にクセのあるタイプが強いこの酒造様ですが、これはそんなことはない。
コクもあって濃いカタマリ感があるというか。
うまいですが贅沢すぎます。
無念。金持ち芸能人向けということか、くっそおおおお



他に大吟醸飲ませてもらったけどインパクト強いもんばっかりでちょっと忘れた。
すみませんほんと。
酒造見学行って買うんで許してください。
二日目は初日の反省をしながら頑張ったつもりがやっぱり記憶に残すのとしゃべるの両立がむずい。


まずは姫路市の田中酒造場様。
遊び心を大切にしていると言います。中には8.5%精米とか、自分でブレンドできる酒とかあるんすよね。
ここの方もよく話してくれて、勉強にもなった。
米のサンプルも見せてくれました。
そしてパンフレットもめっちゃ凝っててかなりこれコスト高いぞと思う。






で、このコメの話をしながら「山口県の・・・と同じくらいです」と。。

わしもあの某有名・・・と。
やはり旭酒造様は注目されているんすなあ


さけ430白鷺の城 天秤搾り 純米酒 稀代

旨み!
わしの求める旨い酒はこれじゃって感じのウマ酒。
厚い旨みがぎっしりなんてほんまうれしいやないですか。

割とユニークさを押し出すところもあるんですが、こういう超硬派のほうもド真面目に造ってくれる。
理想です。
酒造訪問でお金落として行きます!





さけ431白鷺の城 純米吟醸 喜縁

野条穂という幻の酒米から造られたというこの物件。
やはり少しクセのある甘口かと思われます。
酒造の方にも山田錦とのクセの差を比べるよう薦められたほど。
どれもこれも飲み応えがあるのでこの酒造様は好みであります。

しかし、全く他地域に出ないらしいのが残念。
姫路って微妙に行くことないんよなあ・・・。
でも、行く価値のある酒造様であることは飲めばわかる。





さけ432純米大吟醸 白鷺の城 亀の甲弐拾弐

これまたわしにはまだ早いお酒。
亀の尾という幻のコメを22%まで磨く・・ちゅー時点で色々と初の試みであります。
一瞬あれっと思うほど初めての味わいであり、それこそ予備知識がなかったら日本酒とはまあわからんことないけど、どうしたんこれ?って聞いてまう。
かと言って美酒でもあるし、まあこれは凄そう・・・・・だけでわしなら終わってしまいそう。

めっちゃ強い、インパクトが巨大な独特の風味がありながら何も当たることがないほどさらっとしてるとか。
何が何だかわかりません。
こんなものがあるんや・・・で今のところは終わりです。
またちゃんと修行して飲みなおす時を待ちたい。


福岡県八女市の喜多屋様は若い女性が頑張っていた。
おとなしめではありましたがいい仕事はしてくれた。




さけ433、4発泡性清酒 あいのひめ、あいのひめロゼ

スパクリ日本酒。
かっちりした味わいといやみない甘さ。
わりとクリーミーでそんな爽やかな感じではないですがあとを引かないです
飲みやすくも味わいがあると思いました。

特にロゼのほうはしっかりした旨みを感じやすい。
個人的にこっちのが好感です。
試飲のときはかなり栓の開け閉めが多く、炭酸が抜けてしまい最後のほうはやや泡が薄いということでしたが、味わいがよくわかってよかった。





そして鳥取県は稲田姫。
去年はお世話になりました。
ここも若い女性がやっておられましたね。
いい酒をいっぱいついでくれて申し訳ない。



さけ435純米大吟醸 いなたひめ 強力

久々の強力です。
あの味は忘れにくい。
そのイメージで飲んでみると。

確かにあの強いパンチ力は感じましたが、もっと高級感みたいなんを感じました。
さすがやなあ。
おかげでおとなしく感じたのは先入観のせいでしょうか。上品っちゅーたほうがええか。
旨みに苦味がしっかりついてきてくれる好みの物件です。
鳥取LOVE、稲田姫LOVEであります。
千葉に浮気したけどごめんね。




さけ436稲田姫 しずくどり

大吟醸クラスはやはり山田錦。
と、普段県内オリジナル酒米を使う人がそない言うてた。
それほど山田さん凄いです。

こちらは山田錦の大吟醸のいいとこどり酒。
高級なフルーテー感にあまりに美麗な味わいが恐ろしい。
これ飲むと自分が偉い人になった気分にすらなります。
まあ、わしは3年以内に世界を制覇するから実際偉いんやけどな。
こんなん毎日飲んだるで。
と、今日持ち合わせなくてあまり買えなかった貧乏人のわしが一瞬幸せになれた瞬間でありました。
なんかこんなん書くとやばい薬みたいなんに感じそうですが・・

あと、超特撰大吟醸 稲田姫も飲んだが、↑が凄すぎてなんか落ちる感じがした。
比較にならんので書くのはいずれまた。




次は福島県二本松市人気酒造様。
なんちゅう名前と思ったら現物見たらもっと凄い。
丸谷プロとのコラボでウルトラマン酒があった。
ほんならこの酒造様は最近できた蔵。
ベテランの日本酒ファンも知らないと言って色々質問していた。



さけ437人気一 大吟醸

まずはこれをいただきました。
ラベルがユニークすぎるものもありましたが、まともラベルで最高峰のこれから試飲。

旨みがよく感じられるところはわしのうれしいところです。
そしてよく後から来るうまみが残ってくれるので一口で長く楽しめます。
大吟醸の良いスッキリ感もあるしうーむ。
ウルトラマン大丈夫か?単なる見掛け倒しやったら怒るでわしとこれを飲んだ限りでは考える必要はおそらくなさそうです。



さけ438人気一 純米総攻撃

二本松市が円谷氏の故郷に近いそうで実現したコラボ。
怪獣たちが純米酒で総攻撃をかけるそうです。
しっかりと酒造りをする怪獣たちが笑えるのですが・・。
味わいが総攻撃でないと買わんぞ。ジャケ買いは好きやけど。

総攻撃の意味がすぐ理解できました。
そうや。あらゆる日本酒の要素がバランスよく総攻撃・・ちゅうことか。←うまいこと言ったつもり。
淡麗ですが旨いです。
これを調べてみると箱に書かれてることは「飲み易く、甘過ぎず、辛過ぎず、爽やかな酸味に酔いしれると・・バランスのとれた絶妙な味わいを苦味、渋味が引きしめる・・・ついに総攻撃が始まってしまった。」
とのこと。
これもネタに終わらない、言ってることの本当っぷりは素晴らしいです。
えらいこだわりの凄さに感動。




さけ439人気一 地球侵略 純米大吟醸

非常に良い意味での地球侵略をこの酒で成し遂げた怪獣たち。
しょーもない政治家よりよほどいい人たち(じゃなくて怪獣)です。
やはり美酒あれば人は幸せになれるからです。是非支配してください。

この物件は↑よりはやや甘みが勝つタイプだとは思いますがやはりバランス。
一見ふざけたように見えるラベルと箱も中身は相当硬派。しかもめっちゃ良心的価格。
まじめな酒造りをしている怪獣たちに世界征服を狙うわしも降伏してしまいました。



ほかにもいただいたのにインパクトありすぎる物件のために忘れてしまった。
これはもう仕方ないっすよね・・・・・・・・



次は大分県玖珠郡。八鹿酒造株式会社様。
八鹿五酒という新機軸の商品群。統一されたデザインで味わいごとに色分け。
シンプルな瓶とコンセプトがわかりやすくてこういう飲み比べのときいいですね。
味わいもそれぞれ記憶しやすかったです。







そして昨日買いに行ったら蔵の女性の方は覚えてくれていた。
しかし売り切れ続出で買えず。
ほんま大盛況すぎておかしい。
てか、高島屋やから金持ち多すぎやねんな。
豪快に龍寿をカゴに入れやがって。
わしをバカにしてんのかぼけあほ。
あ、てか当ブログはプレステと金持ちの悪口を書くブログやった。
日本酒がうますぎてついつい色々書いてるが、ブログのテーマを忘れそうやったわ。



さけ440八鹿 吟醸(桃)

非常に良い香りのする吟醸酒。
これに誘われてしまいました。
フルーテーど真ん中ながらちゃんと旨い。
やっぱわしは大吟醸より吟醸派。
誰が貧乏人やねんくそくそくそ。

ほんで、ここは銀座のすずめの酒造様やってんな。
ほなら結構大手やんか。
さすがにきっちりしとった。



さけ441八鹿 純米大吟醸(金)

うまみとアッサリ感重視の純大。
吟醸が香りバッチリでしたが、こちらはウマクチ。
色々なニーズにお答えしてっちゅー感じすかね。知らんけど。
大手と知ってたらもうちょいその辺突っ込んで聞いたらよかった。

↑の桃は香り、この金は高級感のあるウマクチてことでよく色と味わいのイメージに合ってると思います。
これはいいことだと思います。
大吟醸は飲むの忘れててんけど、大体想像できるので買うときも怖くないけんな。





さけ442八鹿 特別純米(緑)

こちらはちゃんとした旨みがある辛口酒。
おっさんこれがやっぱり好きです。一発でいいと思いました。
派手さはないがまさにこれこそ精神安定剤と言える安心の味わい。
緑の色には落ち着かせるというのがありますからこれも色と味わいのイメージに合う(こじつけ)

だからやっぱり人気高いのか、すぐに売り切れて一升瓶しか残ってなくて、ほんまは四合買いたかった人もあきらめて一升買うてた。
それくらい買いたい物件だった。
わしはチャリなんでやっぱり一升は怖いねん。




さけ443八鹿 本醸造辛口(青)

こちらは水の色である青ですが、本当に水のように冴え渡る物件。
うまみよりすっきり感重視と思えました。
わしのテリトリーにない物件ではありますが、このわかりやすい八鹿五酒は素晴らしいです。
デザインもそれぞれの役割もはっきりしていて楽しい。

無理せず新機軸って感じで好感です。
色々実験的商品を見るのも楽しいですが、わしはこういった直球のほうが結局いいってなってまいます。はい。




そしてまたちょくちょく忘れながら数量限定コーナー。
なんと鹿児島、沖縄の酒もあるという。
特に鹿児島は40年ぶりに清酒が復活ということで楽しみです。




さけ444喜久水 夏純米 

長野県飯田市喜久水酒造様の季節酒。
かなりのスッキリ感で、ちょっと水っぽくないかこれ、なんて思ったのもつかの間。
しっかり旨みが出てきました。
一瞬がぶ飲み用とか考えましたがうそでした。

夏酒ということで濃くしてロックにするという酒もありますが、これは冷蔵庫でキンキンにしていただくのがベストなんですかね。
太陽の下で飲みたい物件ですね。氷水で冷やすか。



さけ445薩州正宗 純米吟醸

鹿児島県は薩摩金山蔵株式会社様の記念碑レベルの酒。
これは興味あります。
なんせ芋焼酎のメッカでどういうのをこさえるのか・・。
それだけでも好奇心です。

味わいは爽快感のある酸味を伴ったものというか。
ぴっちりした味わいがあります。
この味わいはちょっと珍しいと思います。
これも夏酒にええんちゃうかと思ったりも。

この物件は焼酎造りに満足せず、清酒をつくることによってさらに新しい世界を拓きたいという思いから造ったそうです。
すごい動機ですな。
ほんま職人ってのは凄いです。
ある意味凄すぎて変態入ってると思います。







さけ446黎明 純米吟醸

沖縄県うるま市の泰石酒造様の挑戦。
やはり温度管理がとんでもなく大変らしいっすね。
そんなことは飲むほうには全く関係ございませぬ。
俺様が厳しく評価してやる(何様)

思った以上にスタンダードな感じ。
まったり感も多少ある飲みやすい物件でした。
味わいもしっかりしていて、旨みがあって多少の癖のようなものがほんまちょっとだけ感じる気がする。
やっぱり泡盛の沖縄のイメージで捉えてしまったか、なんか微妙なクセがあると先入観思い込みをしている気はします。
ほんまはどうなんやろ。


最南端の酒造様の日本酒を飲んで、さらに最北端の国稀もいただいたのだが、こっちは微妙に覚えてない。
せっかく両極をいただいたのにもったいないことをした。




最後は常きげん。
超著名なところです。
ここの人は非常に自信とこだわりが強く、熱の入った日本酒道を語ってくれました。
そしてにごりをたのんだ女性には「にごりを飲むと舌が変わる」と言って、他所で大吟とか飲まないでねー、酒がかわいそうになるからー、と言っていた。
ほうほう。にごりのパワーはそれだけ凄いんか。
わしはあまりにごり経験ないから知らんかった。



さけ447常きげん 純米 にごり酒

石川県加賀市鹿野酒造様のにごり。
にごり酒というとやっぱり甘いという印象でしたが、これはとってもさっぱり。
それでいて旨く甘く、ほんでもって香りが抜群というびっくりのにごり。
いやあ。Kiss Of Fireよりこっちのがうまいで。

これはほんまガブガブ飲んでもおかしくないくらいです。
だいぶにごりに対するイメージが良くなりました。
ごちそうさまです。




さけ448常きげん Kiss of Fire

3年熟成の純米大吟醸酒ということです。
伝説の農口尚彦杜氏の技で生まれたものと言います。
そして聞いてしまった。
前杜氏(農口氏)は厳しかったなぁと。
やっぱりなあ。なんかテレビで見ててもとんでもないもんな。

ほんでこのえっげつない瓶。
まあこれ見たら絶対買う気しないくらいの最悪なわしとの相性。
かなり高価だが割りと軽くついでくれた。
そうすると意外にもぜんぜんえげつない味わいとは程遠い。
日本酒でええとされる要素のスルリ、キレ、旨み、吟醸香がどれもくまなく。
わしとの相性としては完全にいいとは言えませんが、絶対に悪く言うこともない良さがあります。
むしろわしと相性がいいということは高価ではないということなのでこの物件と相性が良いとは言えないのは良いことなのであります。
いい意味で遠慮します。

無濾過生原酒もいただいてうまかったが↑2つがインパクトあったんで忘れてしまった。
しかもどっちか言うとわし向け。
酸はあったしうーん、これ買うとこかなと思ったり。
でも今日行っても品物あるんかなって感じ。
中野BCなんて昨日行ったら全商品売り切ってたしな。
次は京都老舗蔵。キンシ正宗様。
さすがにしゃべくりは上手く、聞き入ってしまった。
なめらかで引き込まれるようでした。
怖い怖い。京都怖い。





さけ422金鵄正宗 純米大吟醸 祝

京都市伏見区キンシ正宗株式会社様の美酒。
クリーミーさが目立ち、旨みも余韻を引く素晴らしい高級酒。
それでいてアッサリめのキレを感じる、飲みやすさ、満足感の両立が感じられました。

この味わいにしては安く、300mも売っているので安心。
また飲みたいと思う物件なので旅行の時京都通ったら買いたいと思います。





さけ423金鵄正宗 純米吟醸

こちらもまたクリーミーでまったり。
甘口でありながらあまり当たることもなくスムーズで本当に軽快に飲めてしまう物件。
それゆえ、蔵の人はソフトながら知らぬ間に手篭めにされる、京女のようなズルい酒と言っていました。
確かに。凄いですね。地元人からも恐れられる京都の女性。怖い怖い。
この酒も怖い怖い。

ほんまでもこうやって地元のキャラクターを感じさせる物件は素晴らしいです。
味わい以上にそういった面でもキンシ正宗は素晴らしいと。
京都はたくさんの著名蔵がありますが、むしろ代表はキンシ正宗だと言いたいところです。






お次は愛知県の盛田様でいただく。
一昨年の灼熱のマンピーでカップ酒を買うたあの盛田様。
正直あれは薄かった。
本当の実力を知りたく試飲。

本社は名古屋ですが、蔵はセントレアの近くらしいっすね。
色々と思い出すあの日であります。



さけ424ねのひ 純米の酒

わかりやすい濃厚さのある物件。
おっさん芳醇辛口。この一言です。
男前な味わいにほっとするわしは典型的おっさん。
ちょっとお高い感じの酒に疲れたわしはこれでおっさん吐息を連発。

かなりの大手でみりんなども造る蔵で、カップもあの味わいというとやはりなかなか手が出ないのでこういう機会は重要。
本当に先入観すみませんって感じです。
4合で1000円切るとか色々と素晴らしい物件としか言えません。


さけ425盛田 純米吟醸 無濾過

こちらもなかなかおっさん吐息を呼ぶ物件。
魚肉ソーセージが合うんちゃうかというほど素朴さとか親しみやすさがある。
おっさん酒万歳。
やはりわしは安い口やねん。もう認める。

さすが大手だけあってサイトが超充実。
それぞれの酒に合うレシピなども掲載していて楽しいです。





そして栃木の芳賀郡、惣誉酒造様へ。
蔵の方は栃木は酒のイメージないっしょ?と聞いてきた。
自虐。
いや、んなことないとわしがフォローしてもなかなか悲しい現実も語ってくれました。
ほぼ地産地消でやってるというか、小規模酒造様はそういうのが大半ですね。



さけ426惣誉 生もと仕込 純米大吟醸

わしが偉そうに語っていいのやら。
まあほんま口あたりから旨みの出方までなんかもうお見それしましたという感じ。
燗してもいいよーと言われるほどで、そらまあこれに膨らむ旨みが出たらやっばいやろなと。
でも、これはわしにはまだ早い。
てか、ちょっと飲んだだけではいかんでしょ。
ストーリーをじっくり味わうべき物件です。

高価な酒なのでもうちょい修行を積んでから再度書きたい物件でした。
今回はまいったとだけ書いておく。



そしてこの間、いくつか飲んだがしっかり覚えていない。
ちょっと休憩してから飲んだのが宮崎県延岡市千徳酒造様の物件。
九州の酒造様がよく来ていたので興味はあった。

さけ427桃の滴 RISSIMO

イタリア料理店とのコラボで作られたという物件。
もちろん洋食向き。
白ワイン的な用途でしょうか。
酸味ははっきり、プチっとした刺激もあり。
その目的は果たしてくれそうであります。

が、わし洋食ほとんど食わんがな。
というわけでなかなか活躍する機会には恵まれない。
てか、別にわしが活躍させんとあかんわけちゃうけどね。
若いねえちゃんも結構来てたのでそういう人たちには買われたことでしょう。





そして千徳酒造株式会社様へ。
宮崎県の延岡市。
焼酎の県ですが、清酒もあるんですね。知らんかった。
ここの方も興味深い話をしてくれた。
地酒が地元専門になるのは流通コストが一番うっとおしいかららしい。
できるだけ地元で売り切るのが効率最強ということになると。



さけ428夢の中まで 純米大吟醸

非常に香りの良い物件で、思わず口じゃなく鼻で楽しんでしまった。
かなり興味を持って飲む。
そうすると味わいはそこまで吟醸っぽくなくバランスはよかった。
軽快な辛口酒で、甘さも心地よく。美酒であります。

焼酎どころ九州のイメージとはまるで正反対の物件に驚き。
食にしろなんにしろほんまにここのところラベルとか名前、地域の特徴とかで判断は不可能になってきてるっすよね。
このラベル見て九州と思わんやろ普通。。




お次は酒六酒造様。
なかなかきれいなボトルが目を引くので人が多かったが、しっかり説明のある酒造様でした。
人が引けたスキにいずれ行くしまなみ海道、道後温泉と酒造様の位置関係をしっかり聞かせてもらった。
ありがとう。



さけ429京ひな 五億年 純米大吟醸

愛媛県喜多郡酒六酒造様の美酒。
上品な飲み口で、少しずつ旨みが立ってくる。
最初はインパクト薄いなあ。こんな名前でこんなんじゃ名前負けやぞと思ってたらいつの間にかやられていた。
口に含んで旨みが出るまで五億年とも言える時空の隔たり。じわじわ来ました。
わしはこんな上品なのは似合わない。やはりおっさん酒が好きなのですが、これはいいと思いました。

他にも一刀両断とか、隠し剣とかなかなか強烈な名前が多い酒造様。
武器マニアにもオススメしたいところです。



後半はもう酒造ごとに最初に飲んだのか最後に飲んだのかしか覚えてない。
長時間は難しいな。
考えながらやらなあかんわ。
高島屋にて日本酒祭りが開催。
月曜まで毎日あるという。
つまりわしは死ぬということ。

まあ、とりあえず17時から20時までぶっ通し。
かなりきつかったです。


まずは7階催し会場へ。
ほんならねえちゃんが待ち構えてくれていた。
猪口と紙もろて早速北の誉酒造様が目の前にあったのでいただいた。




さけ407純米大吟醸 蒼輝 吟風

北海道小樽市の北の誉酒造様の銘酒。
吟風という北海道の酒米を使用。
吟醸酒向けにということでこのような名前になったほどの米だということです。

まあ、ほんまでもこれはばりうまです。
全要素凝縮の強烈な美味さ。華やかな味わいのはずが男気を感じるのはなぜか。
くどくないからっすかね。こういう派手な感じの物件は個人的にしつこく感じるがこれはむしろアッサリにすらおもえたほど。
蔵の方(大人しめ)が思いっきりお勧めしてくれたのはよくわかる。
自信のほどがうかがえました




さけ408純米 吟心北の誉

非常に素朴な味わいの純米酒。
小樽と言えばかつていかそうめんに感動した場所であります。
そう。この酒はイカを食べるためにと思うほどに合う食中酒。
軽いところがあるので非常に進むでしょう。
酸がいい仕事をするわし向けの物件でもあります。

↑が派手系なのでこれも飲む時はどうかなと思ったんですが、いやはや。
蔵の方に聞いたわけではないですが、ちゃんと地元に愛されるスタンダードはしっかり作ろうと言うことでしょうか。
素晴らしいです。



さけ409純米原酒 侍(ブルーボトル)

青ボトル。わりと流行ってますよね。
原酒ということで力強い味わいは当然ですが、潔いキレは侍の名にピッタリだと思います。
まあ、実際の侍が潔かったか知らないですが。

吟風はそれほど飲んだわけではないですが、この物件と↑から見るとさわやか系なんでしょうか。
本当に軽快というかナチュラルではあります。
押し付けがましくないしない個性と言いますか。
飲み応えも十分に備えているので飽きは来ないです。





さけ410雪の松島

宮城県黒川郡。大和蔵酒造様の高級品。
全く文句のつけようがない、そしてわしが勝手に思うこれぞ大吟醸です。
きりりとした辛口に華やかな香り、果実味。
これ以上何も言えないし、言えば言うほど陳腐さアップなのでここらでやめときます。

最近は色々と新しいタイプの日本酒が出ているものの、やっぱりこういうド王道の地位は揺るがないと思います。
実際、まず人気商品とか自信作をいただくのがわしのスタイル(というかベテランの真似をしてみたいだけ)なんですが、やっぱどれも納得の素晴らしさなんですよね。
やはり先人の知恵には従うべきです。かっこつけちゃうで。


さけ411金陵濃醇純米

香川県仲多度郡琴平町は西野金陵様の旨酒。
コンピラさんの近くの酒造様ということです。
もう名前だけで興味を持ってしまう物件です。
しかし、もっとごっついおっさん丸出し酒を想像したのですが、少しそれは違った。
ばっちり味わいの主張はしまくるものの、感触は結構おとなしめ。

そんなわけで期待を裏切ったというか、先入観どおりではなかったのですがこれはちゃんとした旨さがあります。
わしのようなおっさん酒を想像せず飲めばむしろウマクチ好きのする文句なし物件だと思います。


さけ412煌金陵 純米大吟醸酒金陵

香川県仲多度郡琴平町は西野金陵様の激高酒
明らかに淡麗で繊細ながらめっちゃ爽やかな風味がする。
そんなアッサリのカタマリのような印象も、味覚に食いついて離れないような芯の強さも感じました。
これは凄いですわ。
金取るだけあるわと思わざるを得ないっす。

アテいらずというかほんま、白いメシでもいけるというくらいの物件だと自信を持ってオススメしてくれました。
しっかしほんま高価なものは確かに説得力があることは多いです。
無念。



そしてお次は山口県の岩国市村重酒造株式会社様。
赤い瓶が気になった。
そして酒造の方からの凄い自信の言葉でいただいてみました。




さけ413日下無双 純米大吟醸

とんでもない色の瓶でさらに珍しい酒米、新技術を取り入れた作品。
これは気合い入ってる。
と、なると最近主流のフルーテーで派手な味わいを想像した。
正直期待感なかった。

しかし、飲んでみると硬派だった。
飲み口やわらかですが、バランス良く旨みや酸味などを伝えてくれるものでした。
いやあ、見た目なんてほんま関係ないです。


さけ414日下無双 純米酒

で、こちらは純米。飲み比べということをさせてもらってどっちが好みかと聞かれてわしは純米と言った。
喜んでくれた。だいたい地酒メーカーはこういったスタンダードを好きというと喜ばれる。
まあ、これも通と思われるため・・・じゃなく、こっちのほうが実際好みでした。

飲み口やわらかで徐々にバランス良く各要素を伝えてくれるのは↑と同じ。
辛口とはいえないのかもですが、しっかりとした苦味を感じて凄く満足感があります。
そして飲み下すと爽快
本当に良いストーリー。
水戸黄門もビックリの王道だと感じました。
飲んだあとはめでたしめでたしと言いたくなりました。







そして富山県、黒部市の皇国晴酒造様。
黒部あたりは温泉も水もあるのでやはりわしの憧れ。
そして海産物も素晴らしい。
相当話し込んで、名刺までいただいた。
メールとかで質問もOKらしい。
しかもこの岩瀬氏。嫁にしたいおっさんNo1に選ばれそうなほどの気の利く方。
わしの猪口が空になるとしゃべりながらでもついでくれるという。
いや、まさか全種飲ませて営業とか!?それでもその手腕に驚くので良いです。

で、富山の人は非常に海産物に厳しく、いいものを安く提供できねば店は閑古鳥の刑らしい。
ほんで、新幹線できて観光客からぼったくろうと店が値上げなんてしたらそれこそかんぐられて終了らしい。
回転寿司も気合い入れんとすぐダメとレッテル貼られて死亡とのこと。
常にええもん食うとるから凄いわ。
で、優れた海産物にめっちゃ合う酒をということを考えているということです。

そしてこの蔵元は名水岩瀬家の清水というのを仕込み水に使っている。
これが不思議なもので、深いところの水と浅いところの水が違うものになってるという。
飲み比べも可能とか。現地行ってみたいっすねまじで。
なんか酒の世界。米は色々と研究進んでるけど、水は難しすぎてなかなか手が出せないジャンルらしい。飲んだ側としては水の違いはわかるもんですが、造る側としてはコントロールしづらい大変なものということでしょうか。
ほんま日本酒の奥深さは海より深しであります。


ほんで、黒部峡谷のトロッコ電車のあたりは温泉を自分で掘って入れるところとか、電気通ってなくてランプで夜を過ごせ、星空がえげつないところとか、色々教わった。
ほんま凄いとこやな。黒部は行ったことはあるが、残念ながらそういう強烈なとこは行ってない。


いっぱい飲ませてもらえましたが、しゃべりながらなのと、現地情報を覚えるほうに気が向いて一番最初にいただいた二本しか記憶にないです。もったいなし。




さけ415巌瀬 純米吟醸

なんせ水が表に出まくりな酒造様ですが、この物件はウマクチと淡麗の中間っぽいです。
イカを要求したくなる味わいです。
富山酒はどれも水の良さを感じるいい淡麗さがあるイメージですが、ここは特に凄いです。
甘さとかにも上品さが見えるんですよね。
色々飲むと甘さがくどく感じるおっさんのわしでもここの甘みは許せるというか。
そんな美麗さがある酒が多い印象です。









お次は羅生門で著名な田端酒造様。
ここのおっさん(失礼)が面白かった。
世間話レベルでしゃべってもうたわ。
ほんでお決まりのお互いお若く見えるトークもしてもうた。
まあ、わしは実際若く見えるんやけどな。
ほんでおっさん(失礼)も肌ツヤが異常に良く、ほんまに若く見えた。64には見えんかったわ。

あと、ちゃんと酒の話もしてくれました。
てか、鳳寿は家で飲んでるからええよー、って言うたら飲め飲めと薦められたりもした。
軽いおっさん(失礼)でした。



さけ416羅生門 龍寿 純米大吟醸 

ガッチリした酒で、個人的にはちょっと重い。
やはり鳳寿のほうが好きかな。。
世界的に著名(モンド)であり、こういうのは避けたいタイプのわし。
外人はフルーテーとか派手なのが好きなんで好みが合わない。

しかし、そういうのを求めるならば良いと思えますが、高い。
同じ蔵で安いほうにええのがあるとどうしても値段にケチをつけたくはなるっすね。
すみません。





さけ417羅生門 純米

羅生門は基本甘口なんすかね。
鳳寿はそうでもないと思うんすけど。
純米酒としては結構派手な味わいかと。

どちらかというと純米酒を求めて飲むものではないかもっちゅーくらい。
純米吟醸的な好みに合う気がするっすね。スペックを超えるものを感じます。
日本酒度-2.5というのも納得です。
原酒のほうはさらに良かったんですが、詳しく覚えてないのが無念。
てか買おうとか思ってたんであまり覚えようとしてなかったのもありますね。



ほんでもはや与太話しながらガブガブって感じでやはり味わいをちゃんと覚えていないレベルだったので他に飲んだ三種は書けない。無念。まあおもろいからええわ。





そして大好きな千葉のお酒もありました。
ここでは代わりに番をしてるおばちゃんが居て、地元の話ができなくて残念でした。
でも、酒には詳しく色々聞けました。


さけ418寒菊 純米吟醸

千葉県山武市の寒菊銘醸様の美酒。
ここではダントツに売れているといいます。
これは確かにうまい。
思いっきりスタンダードな味わいですが、どこを取っても嫌な部分なし。
濃い目の味わいですが、本当にしつこくない。
そしてスムーズなストーリー。
なんていい物件なんだ。

やはりわしはスタンダード好みです。
別に通ぶってるわけちゃうで。ほんまやで。



さけ419寒菊 純米大吟醸 源作

こちらも純米吟醸と似たタイプ。
しかしやはりわしはこういう高価酒はしつこいと感じますな。
もちろんこちらのほうがぶっとい味わいではあります。
旨み、甘みどちらも好みのものではあるんですが。

でも、やはり純米吟醸のほうが飲みたくなりますな
誰が貧乏舌やねん。
純米吟醸も結構ええ値すんねんぞ。






さけ420寒菊 どぶろく 銀八

どぶろく。この濁りっぷりを見ると甘ったるい予感がしました。
が、おばちゃんの薦めによってそうではないということでいただきました。

ほんならもう。
甘さはちゃんとあるもののなぜかさっぱり感が強く、刺激がこってり感を抑えてくれてるのか全くくどくないです。
18度というのはかなり強めですがこれが良かったんでしょうかね。
一緒に飲んだおばあちゃんが一発で気に入って購入してたのもわかる気はします。




さけ421寒菊 名誉大吟醸夢の又夢

いわゆるモンドセレクション。
これで好感するかどうかというと若干マイナスです。
派手な味わいは好みではないです。
しかしこれはまともに好みの一つでありました。

モンド=派手の印象は完璧ではなかったです。すいません。
これはもうちょっと慎ましやかながら徐々に心を支配されていく。
やばい物件でした。
ここの物件はどっちかいうと王道っぽいです。
味わいは大吟醸系のものとしてしっかり。
わしも個性あるものを色々勉強しようとは思いますが、最後はこういうのに行き着く予感もします。
色々飲んでるとシメには絶対欲しくなるもんです。王道。


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