夏
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普通の日。
普通は貴い。 Earth Wind & Fire / Gratitude ライブ盤。 信じられないような安定感を見せ付けます。 歓声つきでようやくそこがスタジオではないとわかる。 ポップでディスコになる直前のまだ熱さ全開のころ。 完成されたグルーヴは黒人音楽ファン以外も取り込んでいくでしょう。 大ヒットしたAll 'N All以降のアルバムも部外者を相当取り込んだでしょうけど、黒人音楽の本質を保ってなお・・ってのはこっちに軍配。 まあ、わしも部外者からAll 'N Allを通してこっちにも来たわけですが、すぐに違和感なく溶け込めた。 音楽性は後期のほうが広い気はしますが、このころも懐は深いでしょうな! Fulgerica & The Mahala Gypsies / Fulgerica & The Mahala Gypsies あの最強集団タラフ・ドゥ・ハイドゥークスお墨付きと言われる強豪集団。 邦題は「その音に火をつけろ」なんてものです。 いかにもド迫力な感じですが、そのとおり。 迫力もあるっすけど、演奏はそれぞれソフトで耳に痛くない。 クラリネットやアコーディオンの本来の美しさが活かされています。 ガツンと来るはずのツィンバロムの音さえソフトだ。 初めての人にもいいと思える。 ↑のアースもそうですが、爆発力と安定感とソフトさ、までが並び立つ名盤って少ないっすよね。 当たり前ですが・・ Sleepy John Estes / The Legend of Sleepy John Estes しわくちゃの顔で居眠り・・ そしてそのたたずまい。 ブルースすぎだろ・・・・・・・ 彼は戦前には活動していてその後ブームが去り消える(ブルースではよくあること) そして再発見されると再びレコーディングする。そのころの音源なので、そこそこ音質はいい。 そのエピソードなんかも興味あったら調べてみて欲しい・・ 演奏はまさに究極のブルース。。人生もブルースすぎやもんなあ・・ 絞り出すような歌い方と嘆きのグルーヴは極貧の状況を映し出す。 まさに生きた音っすよ。これもまた↑2つと違い派手ではないが音楽の強力なパワーだと思う。 PR |
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神田 凧文
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